結論!こだわり6選は?
家づくりを始めると考えなければならないことが多くて、何をどう考えれば良いかわからなくなってしまうことありませんか?
そんなときは、立ち戻って考えられる「こだわり」が明確になっていると、考えが整理しやすいです
この記事ではそんな方々に向けて、家族と幸せになるために家を建てる私の「こだわり」を理由とともに紹介します
結論!家族と幸せのために譲れないこだわりは、次の6つです!
- 温熱環境
- 対災害性
- 家事ラク
- 金額
- デザイン性
- 自分たちらしさ
「良い家」とは何か?
ご自身にとって「良い家」とは何かを整理すると、「こだわり」を明確化するための「軸」が見えてきます
私の場合はこんな感じで、「快適さ」「ゆとり」「ワクワク感」が軸になりました
自分にとって「良い家」ってなんだろう?
⇨「家族と幸せになれる家」
「家族と幸せになる」ってどうなっていたら良いのだろう?
⇨家族全員が「健康で仲良く楽しく暮らせる」家
「健康で仲良く楽しく暮らす」ためには何が必要?
⇨健康を保つための「快適さ・安全性」
⇨仲良く暮らすための心と体の「ゆとり」
⇨楽しく暮らすための「ワクワク感」
さらに、これら軸を全て満足するためにすにために具体的な項目に落とし込んだのが、冒頭で触れた6つのこだわりです
次からは、6つのこだわりについて、どうしてそのように考えるか、どのようにこだわるかなど、詳細を紹介していきたいと思いますので、ここまでの考え方に共感できる方はぜひ参考にしてください
ちなみに、私が思う「良い家」と皆さんが思う「良い家」は一致しないこともあるはずです
私は「注文住宅」という選択肢を選びましたが、「良い家」の捉え方が違えば、選択肢も変わってきます
適切な選択肢を採るために、こちらの記事が参考になると思いますので、ぜひ参考にしてください!
「良い家」を建てるためのこだわり
「快適さ・安全性」を満たすためのこだわり
温熱環境
「快適さ」を実現するためには家の「温熱環境」を良くする必要があります
温熱環境を左右する代表的な性能として挙げられる「断熱性能」「気密性能」について、具体的なこだわりは次の通りです
- 断熱性能は、Ua値0.4くらい
- 気密性能は、C値0.7くらい
温熱環境については、別の記事で詳細にまとめてありますので、よろしければご覧ください
対災害性
健康に関わる家の「安全性」のうち、最も優先度が高いのが命に関わることもある「対災害性」だと思います
特に確保しておきたい地震や洪水に対して、具体的なこだわりは次の通りです
- 耐震性は、熊本地震でも倒壊がなかった「耐震等級3(構造計算あり)」
- 洪水に対しては、「床の高さ>ハザードマップの想定浸水深」とする
なお、ハザードを確認するためには、国土交通省の「重ねるハザードマップ」が便利です
ちなみに、洪水のハザードマップでは浸水深の想定幅が広く、どれくらい嵩上げすれば良さそうか分かりづらくなっています
そのため、浸水が想定されていない部分との標高差なども考慮しながら総合的に判断することをオススメします(この辺りのやり方や耐震等級については、また別の機会に詳しくまとめようと思います)
「ゆとり」を満たすためのこだわり
家事ラク
「家事ラク」は「心と体のゆとり」を生み、家族との良好なコミュニケーションや過ごす時間の増加につながると思っています
ですから、単に負担やストレスを軽減するという以上の意味合いがあると考えています
「家事ラク」を実現するための具体的なこだわりは、次の通りです
- 洗濯の動線を最小にする「隣接したランドリールームとファミリークローゼット」
- 洗濯の手間を最小にする「ハンガー収納できるファミリークローゼット」
- ロボット掃除機で掃除ができる「フラットな床」
- 面倒なサッシの掃除を最小限にするために「開けられる窓を厳選」
- 食器洗いとおさらばできる「大容量食洗機の導入」
特に私は、洗濯の「洗う→運ぶ→干す→取りこむ→たたむ→しまう」という一連の動作が嫌いなので、1つ目と2つ目は本当に重視しています
たったこれだけで、「洗う→干す→しまう」の3工程まで短縮、数歩で完結できるようになります
このような、間取り上のちょっとした工夫による「家事ラク」は、それほど費用もかからないのでオススメです
また、設備による「家事ラク」は費用はかかりますので、優先順位を考えて導入したいです
予算
日々住宅ローンの支払いに悩まされてしまうと、「心のゆとり」は持ち得ませんし、それは家族のコミュニケーションの悪化につながる懸念があると思います
ですから、無理をした予算を避けることは非常に重要です
その観点での具体的なこだわりは、次の通りです
- あらかじめ家族が苦しくならない予算を明確にする
- 地元の工務店に建ててもらう
家族が苦しくならない予算を明確にするためには、ある程度リスクをみたシナリオで、ライフプランニングをすると良いと思います
ハウスメーカーや工務店でもFPへの相談が無料でできることもありますが、将来の給料の上昇を見込んでいたり、インフレ率を考慮していなかったりします
ですから、こうしたサービスを参考として活用しながら、あくまで自分で「厳し目に」収入と支出を計算することをオススメします
私はFP資格を持っており、実際にライフプランニングを自分でやってみましたが、FPの知識を使わなくても、おおよその目処は立てられると断言します
難しそうに感じるかもしれませんが、「収入ー支出」をチェックするだけなので、足し算と引き算ができれば、少なくとも目処は立てられます
なお、どうして工務店を選ぶことが予算上有利になるのかは、別の記事に詳しくまとめていますので、よろしければご覧ください
「ワクワク感」を満たすためのこだわり
デザイン性
ワクワク暮らすためには、私たちにとっては「デザイン性」も外せない要素でした
好みのデザインとすることで、毎日ワクワク感を感じながら楽しく暮らせると考えています
そのための具体的なこだわりは、次の通りです
- 設計担当の方とは、必ず具体的な画像を共有した上でイメージを伝える
デザインは、「間接照明」とか「石壁」といった要素を挙げればキリがありません
ですので、要素を挙げきるというよりは、設計担当の方と世界観を統一することが重要だと思います
そのためには、イメージに近い具体的な画像を見て話すことが手っ取り早くて効果があります
さらにそうすることで、その世界観のもとで、自分たちだけでは気づけなかった新たな提案をもらうこともできます
自分たちらしさ
暮らしの中で「自分たちらしさ」が表現できていると、生活の質は上がりますよね
「自分たちらしさ」は「こういう暮らしがしたい」という願望に現れると思います
ですから、次の点にこだわっています
- 家族それぞれで「こういう暮らしがしたい」というイメージを1つだけ明確にする
- それを実現するための費用は惜しまない
「1つだけ」に制限することで優先順位がつけやすくなるとともに、増額する費用も極力抑えられます
また、家族それぞれの希望を知るきっかけにもなり、そこから派生して全体の打ち合わせのスムーズな進行にもつながります
まとめ
この記事では、こだわりだすとキリがない家づくりにおいて、家族と幸せになるという観点から、こだわりを明確化するための考え方や私自身の実際のこだわりを紹介してきました
「良い家」についての項目でも触れた通り、具体的なこだわりは人それぞれ異なってきて当然だと思いますので、あくまで共感できる部分だけ参考にしていただくのが有益だと思います
こだわりを明確化できれば、優先順位がはっきりして不要な部分のコストを抑えられたり、設計担当の方との意思の疎通もスムーズになったり、良いことばかりです
この記事を読んでくださった皆さんの家づくりが、素晴らしいものになりますように!
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