この記事でわかること
やらなければいけないことは分かっているけれど、実際に手が動かない…
そんな「苦手の仕事」を経験したことはありませんか?
私は、苦手だった仕事を”細分化戦略”で克服しました
この記事では、苦手な仕事が苦手と感じる理由について考えた上で、どう克服すればよいかを、私の実際の経験を交えて紹介していきます
苦手な仕事を克服するための理屈
苦手な仕事はなぜ苦手に感じるのか?
仕事を苦手と感じる原因は「なんとなく感じる不安」に集約されると思います
過去の失敗、経験のない仕事、自信のなさ、相手の心象、周囲の視線…
そういったものが「なんとなく」頭の片隅にチラつき、「不安」になってあなたの手を止めてしまいます
例えば、私は新入社員の頃、お客さまに電話をかけること全般がすごく苦手でした…
思い返せば、最初にお客さまに電話した際、言いたいことがまとまっておらず、怒られてしまった経験がありました
それ以降「なんとなく感じる不安」が付き纏うようになってしまい、お客さまに電話をかけようとすると手が止まってしまうようになりました…
野球でいう「イップス」に似た状態だったんだと思います
「なんとなく感じる不安」に打ち勝つには?
「なんとなく感じる不安」は、「不確実性」と「恐怖感」の2つの要素に分けられます
そのうち、「不確実性」を取り除くのは簡単で、仕事を「具体的」に捉えなおせば良いのです
一方の「恐怖感」を取り除くには、成功体験を積んで「もう大丈夫だ!」と思えるようにするしかありませんから、一足飛びに克服するのは簡単ではありません
ですから、「小さな成功体験」をコツコツ積み上げていくのが、結局は現実的かつ最も効果的なんだと思います
こうした考えのもとで思いついた対処法が「細分化戦略」で、以降で詳しく紹介していきます
細分化戦略のススメ!
細分化戦略とは
ここまで考えてきた苦手な仕事について、まとめると「なんとなく感じる不安」をなくすためには、仕事を「具体的」に捉えなおし、「小さな成功体験」をコツコツ積み上げることが必要だということです
それを踏まえて考えたのが「細分化戦略」で、たった2つのステップの超簡単なテクニックです
仕事を分解することで「具体的」になって取り掛かりやすくなりますし、分解した要素自体がこれまでできなかった苦手な仕事の一部な訳ですから、それらをこなすことで「小さな成功体験」がドンドン積み上がっていきます!
なお、もし苦手と感じる原因が明確に分かっている場合(過去の失敗など)は、ステップ0として「反省」をすることでより効果的になってきます
実感した効果
私の場合、こんな感じで「細分化戦略」を取り入れて、こんな効果を実感しました
「お客さまに電話をかけること全般」が苦手だったので、こんなところまで分解して手をつけられるようにしました。
- 受話器をあげる
- 電話番号を押す
- 挨拶をする
- 要件を伝える
- お礼を言う
- 受話器をおく
なお私の場合は、最初に怒られた原因が「話をまとめていなかったこと」だという心当たりがあったので、合わせてあらかじめ話をまとめておくようにもしました。
この方法を1週間ほど続けたところ、イヤイヤながらも手を止めずに取り掛かることができるようになりました
そして、1ヶ月ほど続けると、抵抗感を感じなくなりました!
「え、それだけ?」「子供だましっぽい!」と言う声が聞こえてきそうですが、これが本当に効果があったのだから驚きです!
まず、誰でもできる「作業」、例えば、「受話器をあげる」にまで仕事を分解すると、それ自体をできない人はいませんので、目の前の仕事のハードルがグッと下がります
また、「受話器をあげる」ことができれば、手が止まってしまっていた昔の自分よりは一歩前進しているので、実感はできないかも知れませんが、小さな成功体験を積むことができています
超簡単なのに理にかなっていると思いませんか?
だからこそ、効果を実感できたのだと思います
まとめ
この記事では、苦手な仕事を苦手と感じる理由を考えた上で、その解決のための具体策である「細分化戦略」を提案し、実際に試した自分の経験も紹介してきました
この「細分化戦略」の良いところは、なんといっても「超簡単」だということです
明日から、いや、今からでも試せると思いませんか?
しかも、試すために特別な道具は一切必要ありません
昔の私のように、苦手な仕事が手につかず悩んでいる方は、ダマされたと思ってこの「細分化戦略」を試してみてください!
きっとお役に立てるはずです!
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