結論！どっちが良いの？
「サラリーマンはオワコン」「フリーランスは最強」最近よく耳にしませんか？
私は現役サラリーマンですから、オワコンと言われてしまうのは少し悲しいです（笑）
それは置いておいて、サラリーマンとフリーランス、どちらが良いかと問われれば次の結論だと考えています
結論！その人の価値観次第でどっちが良いかは変わります
そもそもサラリーマンとフリーランスは「働き方」の違いであって、「優劣」を決める類のものではないです
ですから、この記事では、皆さんの価値観に照らして考えを深められるように、それぞれの働き方の違いについて解説していきます
その上で、私が考える今の時代の働き方の最適解も紹介します
- 就職活動を控える、就職活動中の学生の方
- 今のキャリア選択に疑問を感じている社会人の方
- 私と同じサラリーマンの同志の方
サラリーマンとフリーランスの違い
業務面の違い
サラリーマンは、組織に属して仕事をする分、たくさんの利害調整が必要ですが、個人が一朝一夕で得ることが難しいノウハウを学べたり、信用がなくても企業の名前を借りて外部との交渉に臨んだりすることができます
フリーランスは、一個人なので最初は信用を積み上げる地道な努力が必要ですが、組織に属していてはなかなかわからないビジネスの全般的なノウハウを学べたり、良いと思ったことをすぐに実行に移したりすることができます
- 企業として継続的に事業運営をしている分、高度で専門的なノウハウを学べる
- 企業の名前を借りて仕事ができる
- 組織としての意思決定が必要で、必ずしも自分の思い通りに仕事を進められない
- 企画から営業、販売、出納などまで、ビジネスの全般的なノウハウを一気通貫で学べる
- ブランドを一から築き上げる必要がある
- 自分の思い通りに仕事を進められる
経済面の違い
サラリーマンは、自分の裁量で節税がほぼ不可能であったり、驚くような金額を得ることが不可能だったりする一方で、毎月安定的に給料が得られるという安心感があります
フリーランスは、売り上げが立たずに無収入になってしまうリスクがある一方で、アイデアや実力次第では莫大な所得を得られる可能性があったり、個人と法人の違いを利用するなどによって、かしこい節税ができたりします
- 毎月同じような給料が同じような時期に得られる
- 源泉徴収により自動的に税務的手続きが完了するが、自分の裁量での節税がほぼ不可能
- 驚くような金額を得ることは不可能
- 莫大な所得を得られる可能性がある
- 確定申告などの手続きを自分でする必要があるが、かしこく節税が可能
- 無収入となるリスクもある
サラリーマンの経済面の特徴を知る上では、「会社は誰のもの？」かを知っておいた方が理解が進みます。会社法上、会社はお客さまでも社長でも社員のものでもなく、株主のものです。つまり、社長も含めたサラリーマンは、株主の利益のために働いていると言っても良いです。
株主は経営者に対して利益の確保を求めます。その意向を受けた経営者は、人件費をできるだけ安くしたい一方で、へそを曲げられても困るので、ちょうど良い塩梅の給料（＝驚くような給料は設定しない）にするようにしています。
気分的には少し暗くなりますが、これが現実です。サラリーマンとして働く上で、この構造を知っているのと知らないのでは、キャリア観に雲泥の差が生じます！知った上で、サラリーマンとしてのメリットを使い倒すという気持ちでいられるとかなり楽になると思います。また、サラリーマンでも投資などを通じて株主の側に回ることもできます。
生活面の違い
サラリーマンは、会社のルールが適用されるので、◯時から◯時は就業時間と言ったように、拘束時間が決められてしまいます
フリーランスは、文字通り、自分の裁量で全てを決めることができますから、自由度が極めて高いです
- 会社のルールが適用され、会社選びを間違えると自由を奪われすぎる
- 何をやるにも自分の裁量であり、極めて自由度が高い
UT的最適解
良いとこどりしちゃえばいいじゃん！
ここまで、サラリーマンとフリーランスの違いについて整理してきましたが、どちらかの働き方に絞らなければいけないと思っていませんか？
私はそうは思っておらず、それぞれの良いとこどりをしてしまえば良いと思います！
どういうことかというと、安定したキャッシュを得られるサラリーマンをセイフティネットとしながら、自由な働き方ができるフリーランスの道にも挑戦するということです
いわゆる「副業」というやつですね！
この方法の最大のメリットは、安定したキャッシュがあるので、焦って副業の収益化を目指す必要がないことです
結局成功する秘訣は、成功するまで挑戦をやめないことだと思いますので、じっくり安心して取り組めるということはとても意味があります
なお、私のような一般のサラリーマンが「副業で一発ドカンと当てる！」というのは、それを専業としている方がいることを考えればほぼ不可能でしょう
だからといって副業を諦めているわけではなく、大きく成功する必要がないと思っています
なぜなら、多少なりとも成功することができれば、本業のシフトダウン、投資の拡大、副業への軸足移動など、選択肢が広がっていくからです
大切なのは、この「選択肢を広げる」ということだと考えています！
理想の暮らし方に近づこうとした時に手札が多い方が実効性が高いですから、選択肢を増やすことは、家族と過ごす時間の増加、心身の余裕の拡大にも繋がっていくと考えています！
会社選びで気をつけたいこと
ただし、ブラック企業に就職してしまうと、挑戦するための気力も体力も時間も奪われてしまうので、このプランは実行不可能になります
ブラック企業にはブラック企業となる理由（売上単価を上げられないから人件費を削るしかない）などがあり、それは業界の構造に大きく依存していることが多いですから、とりわけ業界選びを重要視するいいと思います（※詳しい業界の選び方はまた別の機会に）
また、１社に依存する働き方も危険をはらんでいると思います
人生100年時代といわれる中で、私たちはおおよそ40〜50年を社会人として過ごすことになります
一方、企業の寿命は大体30年程度と言われています
これ以上説明する必要はないと思います！
大切なのは、会社選びで致命的なミスをせず、どのような状況になっても社会から求められる人材となるために、「職能」を高めていく意識だと思います
偉そうなことを言っている私も、職能を高めることについては道半ばですので、一緒に頑張りましょう！
副業禁止の罠
「第一志望の会社は副業禁止なんだけど…」「そんなこと言ってもウチの会社副業禁止だよ」
と、いった声も聞こえてきそうですが、大丈夫です
副業分の確定申告の際に、所得税・住民税の徴収方法を選択することができるのですが、その方法を「自分で納付（普通徴収）」としておきましょう
これさえ守ればバレません！
そもそも、私たちには憲法で「職業選択の自由」が保証されています
本来、どのような仕事をしようと自由なのです
副業禁止と謳っているのは法的拘束力のない社規ですから、憲法が優先されることは疑いようがありませんね
まとめ
サラリーマンとフリーランスの違いを見て来ました
繰り返しになりますが、両者は「働き方」の違いであって「優劣」を決める類のものではありません
その働き方の違いを理解した上で、それぞれの価値観に照らして選ぶことができれば、どちらを選んでも正解なんだと思います
また、この記事では、現役サラリーマンの私が考える最適解についても触れました
不確定要素の多い今の時代では、選択肢を増やすということがとりわけ重要になってきます
そうした意味で私は、サラリーマンの安定×フリーランスの自由度、が最適解の１つなんだと考えています
SNSやメディアの情報に惑わされず、自分の判断軸でこれからのキャリアを考えていきましょう！
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